腰痛の病名 /渋谷の整体院 代々木ユニバーサルセンター
腰痛の病名に驚かないで下さい
代々木ユニバーサルセンターでは、自然治癒力を上げるために施術を行います。症状や痛みだけを追いかけることなく、体が治る力を十分発揮できるような施術です。基本的には腰痛でも首痛でも五十肩でも同じことです。
とはいえ、皆さんは症状や病名をきっかけにいらっしゃいます。なので、ここでは腰痛の病名についての基本的な考え方についてお話します。
病名(診断名)にこだわらない
病院で検査、診察を受けると、「○○症です」とか「××病です」と診断されます。ですが、この診断は病院によって違うことがままあります。
例えば、ある人は腰痛で病院に行き、「腰椎ヘルニア」と診断されて薬をもらいました。あまり治らないので他の病院へ行くと、今度は「坐骨神経痛」と診断されました。それでも、湿布以外に特に処置はなく当院へ来られました。こんなパターンは珍しくありません。
この場合、形に原因を求める先生は「腰椎ヘルニア」といい、症状を重視する先生は「坐骨神経痛」と診断するのです。もっと多くの病院にかかれば、もっと多くの病名がつくかもしれません。
もちろん病院の受診は大切です。骨折や骨粗しょう症、神経を著しく圧迫するような骨の異常、がんや感染症、内臓から来る痛み、血液、血管の問題などは病院の検査で明らかになるからです。これらは病院で診てもらうべき問題です。
ですが、上記のような問題がない場合は、どういった病名が付いても整体や鍼灸の適応になり得ると考えます。仮に腰椎ヘルニアやすべり症であっても、強い神経症状(運動の麻痺、排泄の障害など)がなければ、手術なしに症状が改善した例は多くあります。なので、代々木ユニバーサルセンターではあまり病名(診断名)にはこだわらないのです。
脊柱管狭窄の正体
みなさんは、「変形性腰椎症」とか「腰部脊柱管狭窄症」なんていう病名が付くと、「どんな大変なことになったのか?」とびっくりすると思います。でも、これ、そんなに大したことは言ってないので怖がらなくても大丈夫です。
整形外科で診断されるものの多くは、ごく簡単なルールで名付けられています。診断名は「どこがどうなったのか」を専門用語で示したものに過ぎないのです。
先の「変形性腰椎症」は訳すなら「腰の骨の形が変わった」と言ってるだけですし、「腰部脊柱管狭窄症」は「腰骨の神経の通り道が狭くなった」と言っているだけです。聞き慣れない単語にびっくりしないで、どこに問題があるのかが分かったな、と気楽に構えて下さい。
骨や神経の問題でも大丈夫
よく病院では「骨の変形ですね」とか「変形した骨が神経を刺激している」と説明されることがあります。私は「それって本当に痛みの原因なの?」と疑問を持っています。はっきりいえば、整体や鍼灸をいくらやっても変形した骨の形は変わりません。形を変えられるのは手術だけです。
でも、整体や鍼灸の施術で痛みの楽になる方は多く存在します。それどころか、施術を受けなくても、ある程度の安静と休養で痛みがなくなることもあります。そう、変形は治ってないのに。そう考えると「本当に変形や、変形による神経圧迫が犯人なの?」という疑問がわいてきます。
実際のところ、なんの症状もない人の27%にヘルニアが存在した、というデータもあります。また、腰や膝の曲がった高齢者でも、どこも痛くない人はたくさんいます。そもそも、20歳を超えると骨の老化、変形が始まってきます。私も26歳の頃、わずかながら骨の変形が発見され、びっくりした覚えがあります。でも、別に何も不都合はありません。
整体や鍼灸の施術は循環良くしたり、筋肉の緊張を和らげたり、神経の働きを正常にする効果があります。整体によってヘルニアの痛みが変わったり、鍼灸で変形性腰椎症の痛みが改善したりするのは良くあることです。
すると「変形=痛み」ではなく「変形+循環の悪さ=痛み」だと思うのです。
具体的には脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、脊椎分離すべり症、脊椎変性すべり症、頚椎症、腰椎症、変形性膝関節症などは、変形はそのままに症状が改善することはままあります。
ですから、多少の変形があろうと、痛い部位の循環と全体のバランスが改善すれば症状は変化する、というが代々木ユニバーサルセンターの考えです。