骨粗鬆症が原因の慢性疼痛
骨粗鬆症が原因の慢性疼痛
加齢とともに症状が出る骨粗鬆症。
一般的に50代以上の人に多いといわれています。
骨粗鬆症の主な原因はカルシウム不足といわれていますが、
運動不足、過度のアルコール、睡眠不足、喫煙、食生活の乱れや
ストレスなどによってもなってしまいます。
また、女性は閉経後にホルモンの分泌量が低下するため
男性より骨粗鬆症になりやすくなります
骨粗鬆症は自覚症状を感じにくい病気といわれていますが
背中や腰の痛みがある人は要注意です。
背骨の骨密度が低下すると、転んだりつまづいたり、くしゃみをする
などちょっとした衝撃でも骨折してしまいます。
このように骨粗鬆症による骨折を「脆弱性骨折」といいますが、
ご本人も骨折したと気がつかないため、病院に行かずに放置してしまいます。
そして、痛みが慢性的に続く「慢性疼痛(まんせいとうつう)」となってしまってから、
やっと異常に気がつき病院に行くというケースが多いそうです。
また、骨粗鬆症は骨の中がスカスカになるため、外部からの刺激がなくても、
自分の身体の重みなどによって、骨がつぶれて背骨を圧迫骨折しやすくなります。
もし、腰や背中の慢性な痛み「疼痛(まんせいとうつう)」がある場合は、
骨粗鬆症による骨折かも知れません。ぜひ病院を受診してみましょう。
骨粗鬆症にならないようにまずは食生活を見直すことが大事です。
骨の主成分となるカルシウムをはじめ、カルシウムを効率よく吸収できるように
ビタミンDやマグネシウム、リン、タンパク質などをバランスよく摂れるよう
食事内容を改めてみましょう。