ぎっくり腰とは /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
ぎっくり腰にお困りのあなたへ
ぎっくり腰(ギックリ腰)とはささいなきっかけで急に起きる、強い痛みの腰痛です。専門的には「急性腰痛」(=急になった腰痛)といいます。その実態は「筋膜性腰痛」(=筋肉からくる腰痛)であることが多いです。
きっかけがあってすぐに痛みが出てくるケースと、グキッとしてからしばらくして痛みが強くなってくるケースがあります。痛み始めると、腰を動かしたとき、姿勢を変えたときに痛みが強くなります。
ひとくちに腰痛といっても、痛い場所は人それぞれです。腰骨の近くの痛み、骨盤近くの痛み、お尻の痛みなど、原因や痛めた場所によって差があります。痛みが強いうちは、範囲が広くてどこが痛いのか良く分からない場合もあります。
上記のような筋肉の痛みが原因でないぎっくり腰には、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎捻挫などが考えられます。とくに、ここでは筋膜性腰痛のぎっくり腰に話を絞って解説します。
ぎっくり腰の症状 /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
ぎっくり腰(ギックリ腰)の痛みは、四六時中常に痛いものではありません。
基本的には筋肉の炎症なので、筋肉を使った時、動かした時に痛みが強くなります。具体的には以下のような症状が代表的です。
- 痛みや、腰に力が入らないので、体を支える事ができない
- 朝、体を起こそうと動かすと腰に強い痛みを感じる
- 寝ていると比較的痛みが楽だが、痛くて寝返りが打てない
- 一度イスに座ると、痛みのため立ち上がるのに時間がかかる
- くしゃみや咳が響いて痛い
ただし
- 動かなくても痛みが変わらない
- 楽になる姿勢がない
- 痛みがどんどん増していく
などの場合は、内臓疾患など筋肉以外の原因が考えられるので、速やかに病院を受診しましょう。
ぎっくり腰の原因 /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
ぎっくり腰(ギックリ腰)は重い物を持った、くしゃみをした、体を捻った、などが原因で筋肉の強い緊張が起きるために起こります。特にきっかけがなくても、寝不足などが引き金になることもあります。
疲労やストレス、寝不足などで体が硬くなっている所に、急に筋肉を引き延ばすような刺激が加わり、その時に伸びられない筋肉が痛みを起こすのです。
つまり、痛みを起こす前の時点で、体はぎりぎりのバランスで支えられていて、何かの拍子でバランスを崩す直前だったのです。あるいはくしゃみをしなくても、テーブルを拭こうとしただけで痛みを起こしたかもしれません。
ですから、本当の原因は「重い物を持った」などという一瞬の負担ではなく、筋肉を硬く伸びなくさせている日々の負担、ライフスタイルにあるといえます。
ぎっくり腰の対処法 /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
ぎっくり腰(ギックリ腰)の8割は3週間以内に軽快します。
通常、2~3日の安静でかなり軽快しますが、対処を誤ると腰痛が長引いてしまうことも。
万一、ぎっくり腰になってしまった際の対処法をお知らせします。
ぎっくり腰の対処法1 アイシング
ぎっくり腰を起こした所では筋肉や関節に炎症が起きています。痛い場所が赤くなっている、熱を持っている、ズキズキ痛むなどの場合はまず冷やして下さい。
ビニール袋に氷を10~15個ほど入れて口をしっかり縛ります。袋を痛む患部に当てて冷やします。冷やしていると以下のように感覚が変化してきます。
ジーンとする痛み→温かく感じる→
ぴりぴりとした刺激痛→感覚消失(感覚の麻痺)
感覚がなくなるまでの時間はおよそ15~20分くらいでしょうか?
時間の前でも感覚がなくなれば冷やすのをやめて下さい。
その後もまた痛みがぶり返すようであれば、1時間の間隔を空けて上記の手順を繰り返します。痛めてから3日ほどは繰り返すことで炎症や痛みを軽減させるのに役立ちます。
ぎっくり腰の対処法2 安静
ぎっくり腰が痛む時というのは炎症が起きている最中です。そうした時に体を動かすと、炎症が広がったり強くなったりします。
ですから、無理に体を動かしたり起こしたりせず、少しでも楽になる姿勢を探します。横になれるのであれば寝てしまう方が楽です。
痛い側を上にして横になり、膝を曲げているのがよい方が多いです。うつ伏せは立ち上がれなくなる場合が多いのでお勧めしません。仰向けに寝る場合は、膝の下に枕や布団をいれて、腰を伸ばさないようにするのが一般的です。
通常は2~3日安静にして寝ているとかなり軽快します。しかし4日以上寝ていてもそれほど効果は上がらず、筋力低下にもつながります。ある程度痛みの引いた段階で、徐々に日常生活に復帰されるといいでしょう。
ぎっくり腰の対処法3 コルセット
ぎっくり腰のあと、起きて動く時、コルセットを着ける事で痛みが軽快するときは、数日着けてみても良いでしょう。
データ的にはコルセットの効果を疑問視するものもあります。しかし、私の経験上、コルセットをすることで「腰の安定感が増す」「痛みが軽減する」という方は結構いました。
痛めている筋肉の働きを助けてあげる意味でも、適度な圧刺激で痛みを減らす意味でも、効果を感じるようであればコルセットを使いながら日常生活に復帰していきましょう。
ぎっくり腰の禁止事項 /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
繰り返しになりますが、ぎっくり腰(ギックリ腰)は急性炎症です。なので痛めてから数日は、炎症を強くするようなこと、血行を良くするようなことは避けなければいけません。
具体的には
- 痛い所をもんだりマッサージする
- 湯船に入って温める
- お酒を飲む
これらの行動は痛みを強くし、症状を長引かせるのでやらないでください。
ぎっくり腰の再発防止 /渋谷整体院 代々木ユニバーサルセンター
ぎっくり腰(ギックリ腰)は癖になるといわれます。それは、痛めた場所は傷つき弱くなるので負担がかかりやすくなる、という理由もあるのですが。
根本的には、ぎっくり腰になる原因となったライフスタイルを変えないので症状を繰り返している、ともいえます。
日常生活が無理なく行えるくらいに回復してきたら、血行不良で柔軟性を失った筋肉を回復させ、体をリラックスさせるために腰痛体操やストレッチを行いましょう。
(⇒腰痛体操のやり方はこちら)
ぎっくり腰と整体・鍼治療 /代々木整体ユニバーサルセンター
代々木ユニバーサルセンターでは、ぎっくり腰は整体や鍼灸の施術対象と考えています。これらの施術は腰痛の原因である、筋肉の強い緊張を緩めるのに効果的です。痛みの強い初期においても、施術を受けることで痛みの軽減が期待出来ます。特に鍼治療は痛めた直後にもある程度の鎮痛効果が期待できます。
ただし、自力で移動、来院できない程に炎症が強い場合は、数日して痛みが和らぎ始めてから施術を受けた方が整体の効果は高いです。
なにより、当院では痛みを取るだけの施術は行っておりません。
痛みが出るにいたった生活上の原因を解消し、痛くなっても速やかに回復する体作りをした結果、体は自然に治ってゆくのだと考えております。
痛みだけをてっとり早くなくしたいなら、整体より病院で注射を打ってもらうほうが早いです。
ご自分の体を大切に考え、自然治癒力を引き出して「原因」からぎっくり腰を治したい。そんなあなたからのご連絡を心からお待ちしています。