外反母趾の原因と治療法

外反母趾の原因と治療法

外反母趾とは

外反母趾とは、足の親指の付け根の関節が小指側に曲がり、
その関節がくの字型に飛び出すことで、痛みが生じたり、
重症化すると歩行に支障をきたす疾患です。
靴を履くと患部が痛んだり、ひどくなると親指の関節が脱臼して
隣の第2指の下に潜り込んだり、
逆に第2指の上に乗ってしまうケースもあります。
外反母趾は、足指の付け根の「横のアーチ」が崩れて広がる
開張足(かいちょうそく)がきっかけで起こります。
開張足によって親指が外側に曲がりやすくなり、
付け根の関節の骨が曲がった形で突き出してきます。
症状が進むにつれて痛みや腫れが悪化し、
歩行が困難になるほど重症化すると手術が必要になります。

外反母趾の意外な原因

これまで、外反母趾の大きな原因として、
合わない靴を履き続けたためとされてきました。
しかし、つま先が細くヒールが高いパンプスだけでなく、
幅の広いペタンコなサンダルの場合も
足指に力が入らないので筋力が低下し、
足のアーチが崩れて外反母趾を招く原因になるのです。
近年分かってきたのは、足指が浮いた状態で歩く
「ぺたぺた歩き」が外反母趾の原因であるというものです。
足指を使わないで歩くために筋肉が正しく鍛えられず、
結果的に足の変形を招いてしまうのです。

外反母趾は早めに治療を

重症化した場合は、外科手術によって骨や腱を切り、
指を正常な位置に戻しますが、装具を用いてのリハビリを含めて
完治までに2〜3ヶ月を要します。
そのため、なるべく早期のうちに根本的な治療や
予防、改善に努めることが重要です。
この場合は、歩き方の改善など生活習慣を見直します。
正しい歩き方を訓練するときは、正しい歩行をサポートできるよう、
足に合った靴を履くことが大切です。
この他、専用の治療靴や補助装具、
足指の運動などの治療法があります。
当院では、全身の歪みを直すことで痛みを軽減し、
外反母趾の改善をサポートします。
まずはお気軽にご相談ください。