偏平足とのつきあい方
偏平足とのつきあい方
子どもの頃から偏平足で悩んでいる人は少なくないものです。
偏平足は、足の裏に土踏まずのアーチが無い状態を指します。
足裏全体が地面に接していることは、足形を取ったり、
プールサイドを濡れた足で歩いたときの足跡で分かります。
長時間立っていたり歩いたりするだけで疲れやすく、
血流不足から腰痛や膝通を引き起こしたり、
外反母趾を併発するケースもあります。
歩きにくさから変な歩き癖がつくのも悩みでしょう。
アーチが無いために、歩行で地面を蹴り上げる動きが
足の負担を招くためです。
足裏全体の血管が圧迫されるので血流も悪く、
結果的にむくみや冷えなどの症状も出てきます。
長時間の直立では、神経が圧迫されて痛みが出ることもあります。
偏平足は、遺伝によるものもありますが、
歩き始めの乳幼児期に素足で十分な歩行の訓練をすることで
ある程度は防げます。
子どもに履かせる靴も、足裏をしっかり支える靴底と
指が曲げられる返りのあるものなどをよく見極めて選びましょう。
偏平足の改善法としては、日常生活の中で
意識してつま先立ちをしてみましょう。
靴の中敷きに、偏平足専用のアーチサポートのついたものを使うと
歩行がかなり楽になります。
矯正用のテーピングを内蔵した靴下なども販売されているので、
症状に合うものを試してみるのも効果的です。
また、歩くときは、足の指を
しっかり使って歩くことを常に意識しましょう。
足裏を使う運動で筋肉を鍛えると、血行促進にもなるのでおすすめです。
床に置いたタオルを足の指だけでたぐり寄せたり、
足と反対側の手で足の指の間を挟み、
足でその手を握ったり離したりするなどの動きで、
足裏の筋肉や腱が強化できます。
当院では、偏平足による歩き癖で生じた歪みを整え、
痛みを和らげて改善をサポートします。
偏平足でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。