指の捻挫「突き指」の症状と治療法
指の捻挫「突き指」の症状と治療法
突き指はドッジボールやバレーボール、バスケットボールなど
球技をやったことがあれば一度は経験すると言っていいくらい
大変ポピュラーなケガです。
突き指は、湿布を貼って安静にしておけば治るという印象ですが、
実は突き指にもさまざまな症状・種類があり、
放っておくと指が後々曲がらなくなったり、
可動域が狭くなったりすることがあります。
「突き指とは、指の捻挫のこと」というイメージですが、
正確に言うと「突き指」というカテゴリーの中に
「指の捻挫」が入っているというのが正解です。
「突き指」と呼ばれる症状には、靭帯損傷や断裂を含む「指の捻挫」の他に、
骨折、脱臼、打撲、腱の損傷・断裂などがあります。
一般的な突き指は靭帯を傷つける指の捻挫のことが多く、
靭帯が傷ついたことで、関節に血が溜まり内出血をおこして腫れます。
湿布を貼って安静にしていれば、一週間くらいで回復します。
一週間を過ぎても痛みや腫れが引かない場合や、
指が変形している、指がグラグラする、関節が曲がらないといった場合には、
すぐに病院へ行きましょう。
突き指発生直後は、氷などを使ってしっかりアイシングしましょう。
手を心臓より高い位置に上げ、内出血の量を減らすことで
腫れが大きくなるのを防ぎます。
これは寝る時も心がけると治りが早くなります。
また、痛みがあれば湿布も効果的です。
なお、「引っ張ると治る」というのは迷信で、逆効果なのでやめましょう。
指を伸ばした状態で包帯やテーピングで固定することが最善の治療法です。
ただ、間違ったやり方で固定すると、変な形で治癒する場合もあります。
「たかが突き指」と軽く考えず、プロの整体・カイロにご相談ください。